地域とともに
11月12日に運転を開始したJRE鶴岡八森山風力発電所で、完成後初となる発電所見学会を11月20日と21日の2日間に分けて開催しました。見学会には八森山の近隣地区である三瀬自治会の皆さま約80名と、鶴岡市内から集まった約20名の皆さまが参加してくださいました。
当発電所は八森山の尾根沿いに位置し、特に風車2号機の辺りからは三瀬地区の集落や日本海が一望でき、天候によっては鳥海山も見渡すことができるため、景色も楽しんでいただきながらの見学会となりました。
見学者の皆さまからは風車の構造や工事について等、多くの質問をいただき、当発電所への関心と期待の高さを感じました。
当社では今後も地域の皆さまのご要望に応じて見学会を開催していく予定でおります。
新型コロナウイルスの影響で開催が延期されていた近隣地域の方向けの工事説明会と現場見学会を開催しました。
説明会と見学会には工事に係るエリアにお住まいの20名程の皆様が参加され、本事業内容のご説明のほか、造成・風車基礎工事の様子など見学していただきました。
当社では今後も定期的に地域の方をお招きして工事や発電所の様子をご覧いただくことで、皆様のご不安や疑問等にお応えしていきたいと考えております。
10月12日、新横浜プリンスホテルで開催された「日本国際洋上風力発電会議2021」および「日本太陽光発電の未来 2021」において、JRE社長 竹内および常務執行役員 土居が登壇しました。
竹内は洋上風力発電会議の初日キーノートスピーチにおいて「日本の風力発電市場:機会と課題」と題して講演し、会場およびオンラインで参加した約200名の聴衆に対し、第6次エネルギー基本計画案として提示されている2030年の電源構成目標の達成に向けては官民の総力を挙げた努力が必要であり、それが2050年のカーボンニュートラルの実現に向けた将来世代への義務であると訴えました。
土居は両イベントのパネルディスカッションに登壇し、太陽光発電市場における今後の環境変化と課題および対応策、洋上風力発電プロジェクト推進にあたっての政策への期待について、業界のリーダーと議論を深めました。
「森林体験と八森山風力発電事業」と題し、9/21〜22に宮城教育大学附属中学校の生徒向けに発電所見学やディスカッションを行いました。地元の三瀬自治会が毎年同校の生徒を受け入れており、今年で5回目。JRE鶴岡八森山風力発電所では初めての試みとなります。
当日は約40名の中学2年生が参加し、JRE社員5名にて、発電所の概要や地域との共存共栄の在り方についてお話しました。当発電所への初の受け入れだったことから反省点もありましたが、同校の副校長先生からは「来年もぜひ」というお言葉をいただきました。
今後も継続的に再エネ教育の場を提供し、内容を充実させていきたいと考えています。
7月8日、山形県鶴岡市で建設している「JRE鶴岡八森山風力発電所」近くの三瀬自治会が企画した「三瀬ミニモニターツアー」にJRE社員が参加しました。
このツアーは環境省の補助事業である「環境で地方を元気にする地域循環共生圏づくりプラットフォーム事業」の一環で、自然体験をテーマに、森林散策、薪割体験、栽培漁業センターの見学といったプログラムが盛り込まれており、当発電所の風車見学もプログラムの一つとして検討されています。今回は関係者のみで試験的に開催されました。
JREの風車見学のパートでは、開発経緯や工事概要、林業との協業等について自治会の皆様にご説明しました。当日は、発電所建設現場で初めて風車のブレード(羽根)が取り付けられた日でしたので、完成した風車を地域の方に一番に見ていただくことができました。また建設地には三瀬地区を一望できる場所もあり、参加者の皆様は眺望も楽しまれていました。
翌日は三瀬コミュニティセンターで自治会の皆様とツアーの感想や改善案について意見交換をしました。
三瀬自治会では、自然エネルギーや森林、海や川の資源を活かした持続可能な地域を目指し、住民の皆様が主体的に課題解決に取り組んでいます。この2日間を通して、地元を元気にしたいと思う皆さんのエネルギーを肌で感じることができました。
今後も地域に根差し貢献できる発電所を目指して、円滑な運営管理に努めるだけではなく、発電所を地域で最大限活用していただけるような取り組みについて、地元の皆様と一緒に考えていきたいと思います。
6月28日、宮城県加美町で建設を進めている「JRE宮城加美町ウインドファーム」の建設現場を、同町の猪股町長はじめ、町職員の皆様7名が視察されました。
当日はJRE社員が風車の基礎工事を実施している現場へご案内し、現在の進捗状況や今後のスケジュールの他、事前の地盤調査や雨水対策の実施など、JREが取り組んでいる安全対策についてご説明しました。
当発電所は国内ではまだ導入実績の少ない1基あたりの出力が4,200kWの大型風力発電機を10基設置する、県内最大規模の風力発電所となります。
JREは今後も事業地・事業予定地周辺の地域の皆様との対話を大切にし、安全に配慮した開発・運営を行ってまいります。
エネルギー分野における大手コンサルタント会社であるWood Mackenzieが開催するPower & Renewables Conference: APACというオンライン会議において、締めのプログラムに当社役員が登壇しました。当該プログラムでは、オーストラリアや日本の再エネ分野の関係者が今後の再エネ普及に伴うコスト負担について意見を交わしました。
再エネ中心の社会に移行することはもはや議論の余地なく、コストを抑える努力を各分野におけるプレイヤーが行いながら、今後の蓄電池や水素の普及を促進できるような適切な投資環境の整備が必要であることが改めて確認され、3 日間のカンファレンスが締めくくられました。 アジアを中心に世界中から180 名以上が参加し、再エネ分野における投資意欲の強さが再認識されました。
5月26日~28日にかけて東京ビッグサイトで開催されたデータセンター&ストレージEXPOに、JREも「データセンターの脱炭素化支援」をテーマに出展いたしました。
IT関連企業が出展の大半を占める中でのJRE(再生可能エネルギー事業者)の出展は目立っていたこともあり、多くの方が注目してくださいました。会期中はデータセンター関連事業者の方はもちろんのこと、電機機器メーカー、施工会社、不動産会社、地方自治体、メディア、コンサルなど多くの方がブースに立ち寄ってくださり、データセンター事業の現状や脱炭素化に向けた動きについて意見交換をすることができました。
データセンター業界は多電力消費産業で、国内の総電力需要の数%を占めるという側面も持っています。データセンターの脱炭素化への貢献が、JREが掲げるミッション「再生可能エネルギーで世界を変える」にも繋がることを期待しています。
保険・コンサルティング会社であるエーオン(以下“Aon”)による顧客向けのオンラインセミナー “Green Tomorrow: The Future We're Building”に当社役員 土居が登壇しました。Aonによるファシリテーションの元、シンガポールの大学Nanyang Technological Universityのホートン教授が地球温暖化による海面上昇とそのリスクについて説明し、土居は地球温暖化防止の手段としての再エネ導入に関するJREの活動、日本のカーボンニュートラルに向けた取り組みについて話をしました。
海面上昇はシンガポールにとって切実な問題で、シンガポール政府は最重要事項として地球温暖化対策に取り組んでいること、日本は、これから本格的に動き出すことになる温暖化対策にしっかり取り組むことが重要であることなどを改めて認識することができる内容でした。 セミナーはアジアを中心に世界中から137名が参加し、産業界、保険業界からの関心の高さが伺えました。
JREはNPO法人CHILLが子どもたち10人を招待して日帰りで開催したスノーボード体験会(於群馬県)に協賛し、役職員2名が会の運営やレッスンのサポートのためにボランティアとして参加しました。体験会はスタッフを含む参加者全員が抗体検査を実施する等の新型コロナウイルス感染拡大防止対策に配慮して実施され、子どもたちがスノーボード体験を楽しんだだけでなく、JREからの参加者も含めてボランティアのスタッフ10名も子どもたちとの触れ合いを心から楽しみました。
子どもたちは仲良く、果敢にスノーボードに挑戦していました。うち9人は同じ施設で暮らしている小学6年生から高校2年生で、現地に向かうバスにおいて初対面のボランティアスタッフに積極的に話しかけるなど、早朝から楽しんでいました。ボランティアの中には遠く岩手から参加し、毎年楽しみにしていると話していた人もいました。
CHILLとJREは、次の取組として、環境保全や社会貢献等をテーマとした対談、子どもたちへの環境教育機会の提供などを計画しています。JREは⼦どもが夢や希望を持てる持続可能な社会の実現を目指して、次世代の教育やスポーツの支援などの活動を今後も行っていきます。
* CHILLはバートン・スノーボードの創始者が1995年に米国で設立したNPO法人です。家庭的に困難で恵まれない子どもたちがスノーボードを通じて現在置かれている状況を乗り超え、前向きに生きる勇気を与えたいという気持ちからスノーボード体験の提供を続けています。日本では2003年から特定非営利活動法人CHILLとして活動しています。