再生可能エネルギー / 洋上風力発電事業

開発プロセス

プロセス1:促進区域の指定

再エネ海域利用法に基づいた、国が洋上風力発電事業のための海域の利用を進める”促進区域”として、事業予定地が指定されてからが事業のスタートとなります。
促進区域とは、自然的条件や漁業・海運業等の先行利用に支障を及ぼさないこと等の基準をクリアした一般海域内の区域のこと。促進区域として指定されると、そこで事業を行う事業者はその区域内で最大30年間の占用許可を得ることができます。

プロセス2:発電事業者の公募

促進区域に指定されると、国により”公募占用指針”が定められます。この公募占用指針には、発電所の区域や出力量などの他、漁業・海運業等の先行利用者を含む協議会意見のとりまとめ結果が示されます。公募に参加する発電事業者は、この指針に則って約6か月間をかけて公募占用計画を作成・提出し、国により事業者が選出されます。

プロセス3:事業者選定、地域とのコミュニケーション

洋上で発電事業を行うためには、公募を通じた入札を経て、事業者として国から認定されることが必要です。選定された発電事業者は、公募占用計画に基づいて最大30年間の占用許可を受けるとともに、計画に沿った手続きなどを始めます。
また発電事業は近隣地域の皆様のご理解がなければ実現しません。ENEOSリニューアブル・エナジーでは地域に根差した発電事業とするため、地元関係者から寄せられるご意見やニーズを伺い、地域との対話を重ねながら事業を進めていきます。

プロセス4:許認可取得、各種調査の実施

事業予定の海域で、風況調査や海洋調査、環境影響評価手続きなどの各種調査の実施、許認可取得を行います。

プロセス5:設計・建設

綿密に設計を行ったうえで、建設に入ります。洋上風力発電の風車は陸上用風車よりパーツが大型となるため、そうした部品を運搬できる巨大なSEP船(作業船)を使用して建設工事を行います。陸上の電力系統に繋ぐための送電線を海底に敷設する作業以外は、基本的に陸上風力の工事と同じ手順となります。
なお、海上での作業となることから、気象・海象には特に注意を払い、作業員の安全を確保しながら進められます。

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